あほらし
蓮たかみちです。
政府は23日、経済財政の基本方針となる「骨太の方針2009」を閣議決定しました。この方針2009では、小泉改革の象徴ともいえる社会保障費2200億円の削減が事実上撤回されました。これ自体は望ましいものであると思いますので、僕は一定の評価をしています。しかし、撤回に至るまでの工程や、このところの政府自民党の意思決定を見ているとどうにもあきれてしまうものばかりです。
当初、社会保障費2200億円削減を盛り込んだ「骨太の方針2009(案)」が、19日の自民党総務会で反対にあったことは周知の事実です。そこは事前に意見の集約を計りガバナンスを示すのが今までのいわゆる自民党流だったはずです。
さらには、麻生首相が経済復興後の消費税12%に言及していながら、小渕少子化担当相は記者会見で消費税1%を提言。やはり小泉改革の象徴であった民営化された日本郵政の西川社長の進退問題では、鳩山総務相を事実上更迭しても社長続投の方針を示した麻生首相に対し、今度は自民党笹川総務会長が西川社長続投に反発したとか。
しまいには東国原宮崎県知事に対し、古賀選対委員長が衆院選への出馬要請に行ったところ全国知事会の提言をマニフェストに一言一句違わず盛り込むことと、自分を総裁候補することを条件に出されたとか。東国原知事の真意はわかりませんが、全国知事会の提言という地方の意見を、与党の重鎮にズバリと突きつけた知事はさすがです。
「一つにまとまっていない政党に政権がまかせられるか」という言葉は、ずっと自民党が民主党に浴びせてきた批判ですが、ここにきて鳩山代表の下に一丸となってマニフェスト作成に打ち込んでいる民主党と、今の自民党の体たらくを見ればどちらに政権担当能力があるかは明らか。しかしどうして自民党はここまで統治能力を失ってしまったのでしょうか?
東国原知事の出した条件に対し、記者に意見を求められた笹川総務会長は一言「あほらし」といったそうですが、自民党のドタバタ劇は国民にとって喜劇にもならないあほらしさです。
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